パスタに塩を入れてゆでる本当の理由は?
2016/03/29
パスタの一般的なゆで方は、
麺の重量の10倍程度の水を沸騰させ、そのお湯の約0.5~1%の塩を加えてゆでる。
例えば:100gのパスタに対し、お湯は1ℓ:塩は10gになります。たっぷりのお湯の方が美味しくゆでられるといわれています。
パスタに塩を入れてゆでる本当の理由は?
浸透圧(しんとうあつ)
浸透圧とは水が濃度の低いほうから
高いほうに行く…。
水が浸透圧のバランスが取って濃度を保つ働きです。
塩なしのパスタ(麺)だと
① パスタにソースをかける。
② ソースの塩分濃度とパスタの麺の濃度が違う。
③ 浸透圧のバランスをとるため麺から水分が出てくる。
④ お皿に水っぽい、お味の薄いパスタが出来上がります。
ビシャビシャのスープパスタですね。
ポイントは、パスタにのせるソースとの関係。
ソースに塩分がたっぷり入っていれば、その分パスタの麺からも水分が一杯出てしまうって事です。
ソースの味をしっかり楽しみたいのなら、パスタは塩茹でですね。
パスタ 塩の理由…本当の目的は
- パスタを塩でゆでる理由は諸説あり
- 麺の腰を強くする
- 沸騰しやすくし麺をやわらかくする時間を短縮
- 味付け
- お母さまが言ってた
- 浸透圧
中でも、明解で説得力があるのは、「浸透圧」!
「皿の中がびちゃびちゃ&味が薄くなっちゃうのを防ぐために入れる」
ソースとの塩加減のバランスで塩茹でしなくても良いって場合もありますね。