説得力のある3つの言葉とは
説得力のある3つの言葉とは「なぜなら」、「あなた」、「実は」。今日はご紹介いたします。
1. なぜなら
つじつまがあった。など論理的な繋がりを持つ話は説得力がある。
また説得力のある話には相手を納得させる説明が不可欠です。
ある心理学者がなぜならを使うか、使わないかで相手の反応がどのように変わるか調査している。
実験の内容は、コピー機を使っていいか自分より前にコピー機を使いに来た人に尋ねる時になぜならを使うか、使わないかで相手が自分より前にコピー機を使わせてくれるか調査したものです。
一人目の人が次のようにたずねます。
すみません、5枚ページを印刷したいのですがコピー機を先に使わせてください。
このような表現で尋ねた時は、いいですよと前に入れてくれる人は60%だった。
次のように…なぜなら理由をつけて尋ねると反応が変わった。
すみません、今から会議があり急いでいるので、5枚ページを先に印刷させてください。
このように急いでいる理由を述べるだけで前に入れてくれる人が94%に上昇した。
さらに、次のように尋ねると反応がどうなるのか。
すみません、コピー機を使う必要があるので、使わせてください。
このように尋ねると93%の人が前に入れてくれたそうです。
上記の表現と同じように理由を述べているのですが、人によって強引な態度に抵抗感がみられたのではないかと考えられます。
相手を行動させる理由を明確に伝えてあげれば、相手も行動しやすくなります。
2. あなた
次の3つの表現のどれに一番感心を持つと思いますか。
私のためになる◯◯
あの人のためになる◯◯
ほぼ1番目の「自分のためになる話」になるでしょう。
人間は自分に一番感心を持っている。自分に関係あるニュースや自分有益な情報だけフィルタリングしてそれ以外は聞き流し、読み流す。
テレビ、インターネット、新聞、雑誌、本など全てのメディアがあなたをターゲットに事業をしています。
一番売れる本、一番視聴率の高いテレビ番組、読者数の多い新聞、雑誌、メールマガジンは感心を持つ人に有益な情報を与えるからこそお返しとして売れるという実績になるのですね。
人間関係も同じです。
相手のことを考えずにいつも自分のことを話す人、自分に有益なことだけ押し付ける人は嫌われます。あなたという言葉を大事に扱えば愛情だったり、ビジネス利益だったり、尊敬だったりポジティブな反応を促す効果があります。
あなたというシンプルな言葉に説得力があるのです。
3. 実は
実はという表現には物事の裏を示す意味があり人の興味をそそる。
なぜなら、人には知らないことを知る憧れと誰よりも早く、誰もが知らないことを知る願望があるからです。その全てが実はという表現に隠されています。
実は、「実は」と同じくらいの説得力がある言葉がある。「正直に言うと」です。正直に言うとにも隠された裏の真実を伝えるというニュアンスがあるため人を惹きつける効果があるます。
正直な気持ちに親近感が湧くので、信頼感を高める効果もあります。
日常生活で意識して使って実感してみてください。
