アサーション力の磨き方
アサーション力を磨くためにおすすめ!!
①相手に「NO」と伝える勇気をもつ。
「NO」と告げることで相手の気分を害してしまうと思い、つい我慢してしまう人も多いと思います。しかし、その場しのぎで言いたいことを我慢しても 、長期的な目で見ると相手との関係で無理が出てきたり、 人と付き合うことが億劫になったり、怒りや不満が内向することでストレスに繋がることがあります。また、発するべきことを端折る、つまり、コミュニケーションを簡素化していることで、相手との本当の意味での信頼関係構築やコミュニケーションを取れていないことになります。
②よく聞き、じっくり考える
アサーションを身につけるために大切なことは、相手の話に耳を傾け、感情に流されず、自分の正直な気持がどういうものなのかをしっかり考えた上で、行動することです。相手を切り捨てたり、常に自分を後回しにするのではなく、相手の話を聞きつつ自分の主張も忘れない、という会話を意識することが重要です。
③自分の感情を知り、受けいれる
アサーションの権利として、 「自己受容権利」(自分の感情を認めて、その感情を受け入れる) があります。人間はどんな感情も持つ権利があり、それは自然なことです。 それでも、自分のネガティブな感情に気付くことは避ける傾向にあったり、無理にポジティブに考えて、明るく振るまう人も多いのはないでしょうか。そうして自分の気持ちをごまかすことは 、本当の自分の感情と矛盾を抱え、ますます辛くなってしまうこともあります。
人間の心と体は繋がっているので、自分の心はごまかせても、体はごまかすことができません。こうした矛盾を繰り返すことで、体の不調を導くことにもなりかねません。
ネガティブな感情は誰にでもある自然な感情である ことを理解し、 「感情と行動の一致」 を意識したコミュニケーションをとることが大切です。
自分の喜怒哀楽を表現する練習
日本のビジネスシーンでは、喜怒哀楽の表現が極端に少ないように感じます。喜びや前向きな感情はどんどん出すほうが、組織が活性化されます。一方で、日本人は「怒」の表現の仕方が苦手のようです。もちろん怒りや憤りを表現してよいのですが、実はそれには国際ルールがあります。
それは以下の二つです。
(1)相手を主語にせず、あくまで自分を主語にする。
(2)相手の全人格を対象にしない。
次の公式に当てはめるトレーニングをしてみましょう。
私は、( 時・状況… )の状況の時、
( 行動・言動… )と言った/したことに対して、
私は、( 感情… )している。
例えば、このように「私はあなたが、クライアントとのミーティングで、資料を準備していかなかったことに、私は失望したよ」。これは相手の特定の状況の、特定の行動について取り上げ、自分の感情を述べているので、相手を全面的に怒っていることになりません。
相手の言い分も聞くが、自分も主張する。“I am OK, You are OK”、Win-Win志向です。(攻撃的)自己主張は”I am OK, You are Not OK”です。反対に、アサーションしないということは”I am Not OK, You are OK”で、どちらもハッピーになれないのです。
まずは少しずつ、何度も練習し、そして試行錯誤や失敗を繰り返しながら勉強していきましょう。
出典:http://www.direct-commu.com
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